人間関係で落ち込んだときの対処法

ストレス対処法

コロナ生活が続き、人々がストレスを抱えやすい状況がつづくなかで人間関係でストレスを抱える人が増えているように思います。またその対象はかなり広範囲におよびひいては家族や友人だけでなく会社の同僚やSNS等でつながっている人々の場合もあるかもしれません

人間関係で発生するストレスに対して私達はなにができるでしょうか。

ストレスが生命の危機に関わることや行動を起こさないことで自分を傷つけてしまうような状況を除き、多くの場合は相手の行動を変えるよりも、自分の行動を変え、心をより良くコントロールすることで解決できることが多いようです。

対人関係のストレスをなんで自分だけが..と思う人も少なくないかもしれません。自分は悪くないという思いがあるのも事実ですが、相手が悪いと思うことで自分が苦しんでいる状況に気づいているでしょうか。

あなたの周りにいる無数の人々、近いひとから遠くの人々、ただすれ違うだけの人々もふくめ毎日いきているかぎり多くの人と関わることは避けられません。


そしてその人たちの考えや行動が自分にとって常にベストであることはほぼ不可能なのです。
不可能な状況に身をおきながら、あの人がこうだったら自分はこんな気持ちにならなかったのにとか、あの人があんな事を言わなければ自分は傷つくことはなかったのにとか、そうした思いがいかに変えられない状況にしがみついている自分に気付くはずです。

変えられない他人を変えようとすることで嫌な気持ちをひきずるよりも、自分が変えられる自分に意識をむけてみましょう。

それでは、実際に人間関係で嫌な思いをしたときできるシンプルな対処法を試してみましょう

あなたは最高の悲劇作家

人間が人間関係で引きずる嫌な気持ちは、その場でおきた事象ではなくその事象をネタにしたストーリーから繰り出されることがほとんどなのです。

例えば頑張ってつくった書類を上司から、「内容はわるくないけどな..」としてきされているうちに自分のなかで悲劇のストーリーが始まります。

  • この上司は昔から自分の事をよくおもっていなかった。自分に対してわざと難しい書類を作らせ、失敗するチャンスをつくりたいのだろう。
  • そして大失敗をした暁にはそれを口実に他部署にいる優秀な同期と入れ替えを目論んでいるんだ。
  • そういえばこの前もその同期と話してたっけ。すでに、そろそろ異動のチャンスをつくるからとかいって話をしているのだろう。くそ~。

自分の弱点を知り尽くしている自分は、自分を不幸にするポイントをもれなく散りばめながら、最悪のストーリーを瞬時につくりだすのです。

自作自演の架空のストーリーに人間の苦しみの感情が沸々とわいてくるのです。

まず最初に、“そのストーリーてほんとですか?もうやめませんかその妄想”と自分に問いかけてみましょう。

もう一度いやな思いをした場面を思い出してみましょう。確かに相手の言葉は行動は心ないものだったかもしれません。でもそこから連想したストーリは本当に起きていることではないはずです。もし、これが自分の思いっきり勘違いだったらという視点でその場面をもう一度思い出してみましょう

相手は相手の都合がある。その人の気持ちを想像してみましょう。

もしかして上司は家族でなにか問題があってイライラしているだけなのかもしれない。
色々な問題を抱えてじつは苦しんでいるかもしれない。
最近仕事が忙しすぎてストレスが溜まっているのかもしれない。

そうして相手の状況を相手を思いやる気持ちで見てあげることができると、今抱えている自分の悲観の気持ちがすでに緩んできていることがわかるはずです

相手をコントロールすることはできないけれど、自分の考えと向き合い、そして相手の味方を少し変えるだけで人間関係で発生するストレスにとらわれない自分を作ることができるのではないでしょうか。

人間関係のストレスにとらわれる生き方、とらわれない生き方は自分で選択できるということなのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました